こんにちは😀曙橋やまかわ歯科クリニックです。
前回は、歯の痛みについてご説明しましたが、今回は歯の痛みを感じて歯科医院に通い始めたものの
つい次回の予約を先延ばしにしてしまった・・・
痛みがなくなったので治療の途中だけど通院を中断してしまった・・・
などの経験をお持ちの方にも知って欲しい『治療中断のリスク』についてご説明します。
🚨歯の神経を取ったままの放置は危険です!
歯の神経を取り除いたり、歯の神経が腐ってしまい歯の根の治療(根管治療/こんかんちりょう)を
おこなっている場合の中断は、非常に危険です。
歯の内部は外側のエナメル質や象牙質に比べて弱く、長く放置されるとさらに虫歯が進行したり
根の内部が汚れたりします。
歯の根に関わる治療は、痛みの有無に関わらず、治療に回数を要します。
歯の状態を悪化させてたり、寿命を縮めてしまわないよう最後まで治療しましょう。
🚨応急処置のみで放置は危険です!
親知らずなどが腫れた際、歯の周囲を洗浄したり、膿を出す処置をしたりするなどの
応急処置をおこなう場合があります。
処置により症状が改善するとつい完治したかのように感じてしまいますが、それはとても危険です。
応急処置はあくまで対処療法(表面化している症状を緩和し、痛みを和らげること)で、
原因を解決しなければ再発する可能性も高いからです。
腫れの原因は歯ぐきの内部にあることが多いため、応急処置のみで終わらせていると再度腫れたり
悪化することもあります。
面倒でも応急処置の後は、原因からしっかりと治療しましょう。
🚨歯の型を取ったままの放置はNGです!
歯の型を取った後、1~3カ月経過すると被せものと歯の形がずれてしまうことがあります。
そのため型を取ってから時間が空いてしまうと調整に時間がかかったり、作り直しになってしまいます。
また仮歯は時間が経過すると次第にすり減り、被せものをするために削ったスペースもどんどん失われます。
そのため時間が経過してから改めて治療を再開しても被せもののスペース不足のため、
追加で元の歯を削ることになってしまいます。
特に歯の神経ギリギリまで削り保存した歯は、神経を残せなくなってしまうこともあります。
このように歯に痛みが無くても気がつかないうちに症状が進行してしまっている場合もあります。
治療の中断や放置してしまっている歯に心当たりがある方は、なるべく早くご来院・ご相談ください。
曙橋駅・四谷三丁目の歯医者
曙橋やまかわ歯科クリニック
☎ 03-6709-8844